スタックベルトの取付(FREERIDE250R)
今回は林道等でスタックした場合のお助けパーツを取り付けてみました。
俗にいうスタックベルトという商品で他力本願なパーツです(笑)
KTMパワーパーツ ストラップ(フロント)
KTM POWER PARTS ストラップ(フロント)(78712916000) | ウェビック
※長さが違う2種類のラインナップなので適合車種・品番を確認して注文してください。
開封してみるとこんな感じ
腰ベルトみたいに輪っかを作って折り返すタイプの商品だと思っていたので、この形のストラップを目の前にして数秒固まりました。
どうやらこのストラップはFタイヤを外してFフォークを下から通して取り付けるしか方法はないみたいです。
気を取り直して作業に入ります。
フロントタイヤを外す
- 車両をジャッキアップする
- アクスルシャフト用スクリューを外れない程度に緩める
- フォークレッグのアクスル通し穴用スクリューを緩める
- 外れない程度に緩めたアクスルシャフト用スクリューを押し出し、取り外す
- 反対方向に押し出たアクスルシャフトを引き抜く
- タイヤを外す
流れはこんな感じです。
2. アクスルシャフト用スクリューを外れない程度に緩める
そこそこトルクが必要になります。
17mmの6角ソケットとスピンナハンドル(3/8sq)の組み合わせです。
外れない程度に緩めて次の工程に進みます。
3. フォークレッグのアクスル通し穴用スクリューを緩める
こちらのスクリューも緩めるだけでオーケー、10mmの6角ソケットとTレンチ(1/4sq)で4本緩めます。
4. 外れない程度に緩めたアクスルシャフト用スクリューを押し出し、取り外す
手で簡単に押し出せます。
反対側にアクスルシャフトが飛び出したら2のスクリューを外します。
この状態でアクスルシャフトが引き抜けるので、手で引き抜いたらタイヤが外れます。
スタックベルトの取付
やっと今回の主役を手にし、フロントフォークの下から通していきます。
ところがブレーキキャリパーが邪魔をして輪っかを通せそうもありません・・
ということで今度はキャリパーを外すことに(笑)
まぁ、スクリュー2本とカプラーを外すだけで簡単に取り外せます。
この状態でやっとストラップを取り付けられる
下から輪っかを通してフロントフェンダーのところまで上げていきます。
このままだと下がってしまうので、フロントフェンダーより上に持ってきてあげます。
要はフロントフェンダーの上にストラップが乗っかるイメージです。
4本のスクリューを外します
スタックベルトを付ける為にここまでフロント周りを外すとは・・
取付作業の中間点
フロントフェンダーを戻し、キャリパーとタイヤを取り付けていきます。
取付時の注意点
外す時とは違いグリスアップや規定トルクでの締め込みを行うのが望ましいです。
特にKTMオフはクラックが入りやすいパーツが多数なので、私みたいな素人整備にはトルクレンチを活用してあげたほうが良いかと。
なお下手こそ良い工具を使うという考えのもとメンテナンスを行っていますので、技量に見合わない工具を使っています。
洗浄とグリスアップ
まずはパーツクリーナーで綺麗に洗浄し、グリスをアクスルシャフトに塗ります。
グリスアップが完了したら、外した手順の逆を行ってタイヤを取り付けていきます。
ブレーキキャリパー用スクリュー
規定トルクは25Nm、2本のスクリューを締めます。
東日のトルクレンチは精度もコスパも評判いいですよ。
カプラー忘れずに戻しましょう。
アクスルシャフト用スクリュー
規定トルクは35Nm、反対側も固定しないと締め込みが出来ません。
反対側は17mmのメガネレンチを使用
フリーライドにしてはそこそこな高トルクの個所なのでしっかり管理したいですね。
最後に4本の緩めたスクリューを締め込みます。
フォークレッグのアクスル通し穴用スクリュー
規定トルクは15Nm、案外弱い締め付けなのでオーバートルクには注意したいところです。
取付完了
やっとこさ終わりました。
ベルトを通すのにここまで外すとは想像もしていませんでしたが、無事に取付することが出来ました。
これで、スタックしても引っ張ってもらえるでしょうか。
ご一緒する方よろしくお願いします。
スタックベルト
かなり丈夫なので、劣化がなければ簡単に切れる感じはしません。
取付が少々面倒ですが、控えめなデザインが高印象です。
林道等のダートを走られる方、この他力本願なお助けパーツを取り付けておけばいざと言う時役に立つかもしれませんね。
使用した工具
左から
コーケン6角ソケット 10mm 17mm
FACOM エクステンションバー
STAHWILLE コンビネーションレンチ 17mm
VIM TOOLS 1/4sq スピードTハンドル
SNAP ON 1/4sq ラチェット
NEPROS 3/8sq ラチェット
NEPROS 3/8sq スピンナハンドル
東日 3/8sq トルクレンチ QL50NMH
以上になります。
毎度写真多めで申し訳ないです。
冷却水の交換とエア抜き(FREERIDE250R)
購入したクーラント(M3.0)の商品情報欄に気になることが書いてありました。
MOTOREX:モトレックス クーラント M3.0(92529) | ウェビック
KTMでは2015年からストリートモデル、2016年からオフロードモデルがシリケートフリーのクーラントを採用。
※商品情報抜粋
2015年モデルのフリーライドはM3.0ではないクーラントが使われてることになります。
そもそもサービスマニュアルの推奨クーラントにM3.0と記載されていたので車体にも同じものが使われていると信じ切っていた訳でありますが、どうやら違ってたみたいですね。
そういった背景から納車されて半年もたたず、今回クーラント交換に至った訳です。
MOTOREX M3.0 の特徴
- シリケートフリー
- 希釈不可
シリケート(ケイ酸塩)フリーなので、ウォーターラインの詰まりやシールへのダメージを防止と謳われてます。
また希釈不可なので、水で薄めず原液のまま使用するタイプです。
クーラント交換に必要な道具
精製水はラジエーター内の洗浄用に使い、銅ワッシャーM10はシーリングワッシャー(KTMではシールリングと呼ばれている)として純正代用品として使用します。
クーラントを排出
車体は垂直を保持し、かならずエンジンが冷えてる状態で行います。
オイル交換ではエンジンを温めてから排出しますが、クーラント交換時には危険です。
下にはクーラントの受け皿を準備します。
まずウォーターポンプカバーのドレンボルト(M10)を外します。
(コンビネーションレンチがぶら下がっているボルト)
ドレンボルトを外す
ほぼ透明な液体が出てきました。
これじゃクーラントのレベル確認もし辛い訳ですね‥
ラジエーターキャップを外す
ラジエーターキャップを外すと排出の勢いが増します。
ある程度クーラントが抜け切れたらドレンボルトを仮締めし、ラジエーター内の洗浄に移ります。
ラジエーターの洗浄
今回の洗浄は新旧クーラント同士が混ざらない様にするのが目的なので、使うのは精製水のみとなります。
ジョウゴを使って水を注いだら、エンジンをかけて循環させて排出といった流れを数回繰り返します。
排出された水が透明であれば洗浄完了とします。
車体を傾けたりして水が抜けたらドレンボルトに新品のシーリングワッシャーをかまして取り付けます。
規定トルクは15Nm
規定トルクで締めたらクーラントを注入する準備に入ります。
まず、フリーライド250Rのクーラントは0.9リットルを必要とします。
計量カップに規定量を注ぐと便利です。
MOTOREX M3.0
原液のまま使います。
綺麗なピンク色で、これならクーラントレベルの確認もしやすいかと思われます。
クーラントを注入
周り水滴はクーラントが溢れたときの外装保護のために水を撒いておいたものです。
0.9リットル入れて溢れなかったので、ある程度水抜きが出来ていたみたいです。
エア抜き方法
KTMが推奨するエア抜き方法は、前輪持ち上げるといったものです。
前輪と後輪の高低差は75cmと記載されてます。
マニュアルを最初読んだ時は軽く流してしまいましたが、75cm前輪を上げるのは至難の業なので別の方法でエア抜きを行います。
ざっとこのような流れでしょうか。
アイドリング時にたまにアクセルをあおると勢いよくエアーが抜けますが、クーラントも飛び跳ねるので火傷に注意して下さい。
またクーラントは塗装面を痛めますのでよく水で洗い流します。
交換時期の目安は2年とし、汚れ具合によって判断していこうかと考えています。
おまけ
私が所有しているオンロードタイプのRC125(2015)はクーラント液の色は緑なので今回換えたM3.0とは違うクーラントが使われているみたいです。
ということ冒頭で紹介した謳い文句の適合車両は‥
KTMでは2015年からストリートモデル、2016年からオフロードモデルがシリケートフリーのクーラントを採用。
※商品情報抜粋
おそらく本国仕様が対象なんだろうと勝手に推測してみました。
インド産DUKE&RCがどんなクーラントを使っているかは不明ですが、ウォーターラインの詰まりやシールへのダメージを防止が期待されるM3.0ならクーラントを噴きやすいSmall DUKE&RCにとって有効なクーラントかも知れませんね。
PP製レースシングルシートを公道仕様に加工(RC125)
このブログのアクセス数はRC関連が上位を占めてまして、やはりオンロードバイクは人気があるみたいですね。
その傾向に反して最近はオフロード寄りの記事が多めでしたが、今回はRC125のカスタムについての話をさせて頂きます。
RC125にレースシングルシートを取り付けたい
しかも公道仕様に‥
ここから今回のカスタムは始まりました。
パワーパーツにレースシングルシートがラインナップされているのですが、RCユーザーなら一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。
レースシングルシートとは文字通りレース専用のシートです。
公道使用不可でタンデムも出来なくなります。
パワーパーツ製レースシングルシート
KTM POWER PARTS レースシングルシート(90508918044) | ウェビックし
こちらですべてのパーツとなります。
取付けるに当たって、シート・タンデムシート・テールカウル・テールランプ・ナンバーブラケット(ウィンカー含む)をすべて取り外さなくてはなりません。
要するにこの状態
ここまで外してやっとシートを取り付けることが出来ます。
私のRC125はナンバーを取得しており、公道で走ることを前提としてたまにサーキット走行を楽しむといった具合です。
正直この状態までその都度外していくのは面倒なので、テールランプとテールカウルはそのまま運用でレースシングルシートを取付出来ないかと考えた訳であります。
レースシングルシート裏側(加工前)
この裏面のテールランプとテールカウルに干渉するところをカットしないと取付は出来ません。小さく切ってフィッティングしながら加工していく方法しか思い浮かびませんでした。
加工と軽い補強まで済んだシート
ここまで削っていくと取付可能となります。
お次は塗装です。
RC125はつや消しブラックのカウルですのでマットブラックに仕上げていきます。
上記リンクの二つのスプレー缶を使って自家塗装しました。
レースシングルシート(公道仕様)の完成
塗装も乾いたのでシートを取り付けていきます。
なおRC125は純正シートカウルは白です。
統一感を狙って、RC250のテールカウルをオークションで購入取付しときました。
RC125レースシングルシート
このシートはボルト4本で固定となります。
座面はスポンジのみでレーシーな雰囲気が演出され、硬いシートおかげで荷重移動が容易になりました。
快適性はなくなりますが、このバイクでロングツーリングはしないので問題ありません。
サイドビュー
リアに向けてシュッと上がっていくデザインがとても気に入ってます。
テールカウルの黒とさほど色味が違わなくて安心しました。
サーキット走行時はナンバーブラケットを外し、テールライトを目隠しすればオーケーとなりました。
下から見上げると隙間が‥
こればっかしは諦めました(笑)
突き詰めるならパテで成形して隙間をなくすしかありません。
面倒ですし、そもそもそんな技術はありません‥
完成形
構想から2か月、やっと完成です。
時間はかかりましたが理想の形に近づきつつあります。
燃料フィルターとバルブキャップの取付(FREERIDE250R)
ご無沙汰しております。たいちゃです。
先日ブログとツイッターで繋がっている、ぼっちバイカーさん (id:botti_bk)と千葉の林道巡りをしてきました。
千葉の林道にて
フリライで初林道だったのですが、実際走ってみて必要なパーツが出てきたのでさっそく購入してみました。
今回購入したもの
- 燃料フィルター
- バルブキャップ
- エアバルブマットガード
- キーホルダー
燃料フィルターの話し
燃料フィルターはガソリンタンク内にゴミの混入を防ぐ為のもので、土埃が舞う様な環境でガソリンボトルにて給油する際に有効です。
探してみるとパワーパーツに想像していた商品がありましたが、適合表にFREERIDE250Rの文字がありません。
とはいえ、ネット上で先駆者様がいらっしゃったので購入してみました。
パワーパーツ 燃料フィルター
KTM POWER PARTS 燃料フィルター(78107990100) | ウェビック
さっそく開封
燃料フィルター装着前
燃料フィルター装着後
FREERIDE250R(2015)は適合表に入ってませんが、問題なく取付できます。
これでガソリンタンク内にゴミが入り込むリスクが減りました。
安心してどこでも給油できます。
バルブキャップの話し
バルブキャップといえば、ドレスアップパーツという印象が強いです。
お洒落は足元からと言われますし、値段が安いので人気のカスタムですかね。
そんなドレスアップパーツには無縁の私でしたが、先日の林道ツーリングでご一緒したぼっちバイカーさんの690EDRに付いていたオレンジのバルブキャップを見て欲しくなり買っちゃいました(笑)
真似したバルブキャップとその他小物
KTM POWER PARTS バルブキャップセット(7771097605004) | ウェビック
DRC エアバルブマッドガード(D58-06-001) | ウェビック
パワーパーツ バルブキャップセット(写真右下)
バルブキャップに虫外しがついてるタイプです。
虫外しはパンク修理には欠かせないパーツですので、それがバルブキャップと一緒になるということは車載工具を一つ減らせることを意味します。
考えられたいい商品だと思います。
DRC エアバルブマッドガード (写真左下)
リム内への雨水や泥の侵入を防止する商品です。
バルブとリムを固定しない車両(ナットを外している)にはバルブのズレを和らいでくれるそう。
FREERIDE250Rフロントタイヤ
空気圧を落として走行する場合、リムナットがあるとその部分が引っ張られてバーストする恐れがあるのでリムナットは緩めるか外します。
フリライの場合は純正でリムナットは付いていない仕様です。
エアバルブマットガードを装着
これでリム内に泥水が入りづらくなりました。
工具不要のお手軽カスタムですが、効果は高そうです。
FREERIDE250Rリアタイヤ
実際この前のツーリングでガソリンスタンドの店員さんが私のバルブキャップを拾ってくれたこともありましたし、バルブキャップを外す頻度の多いオフロードバイクには派手なカラーの方が道に置いても目立って無くす心配が減るのもいいですね。
今回はお手軽カスタムのご紹介でした。
リアキャリアとダブルテイクミラー取付(FREERIDE250R)
フリーライドの積載能力はほぼゼロに等しいという現実をどう解消していくか‥
これは納車されてからの悩みの種であり、現在真冬のシーズンオフともあってか今日まで先延ばしにしてきました。
しかしながら来る春先に向けてフリーライドの積載能力をアップさせたのでご紹介します。
積載能力アップ計画
- バックパック
- タンクバッグ
- フェンダーバッグ
- リアキャリア
パッと思いついたのが上記の4点でした。
バックパック
こちらはオフロード用の防水で頑丈なものを検討中です。
ボブルビーが素敵です。
お色は何色がよろしいでしょうか?
タンクバッグ
王道の積載方法ですね。
ただフリーライドのタンクの上にシートが来ている関係で専用品は見つかりません。
また汎用品も取付は困難な気がしてきましたので、ものの数分で断念しました。
フェンダーバッグ
フロントフェンダーにも取り付けられるタイプ
良いコンセプトの商品ですが、フロントライトに干渉するのが欠点です。
ただでさえフリーライドは光量が弱いので見送ることに‥
というわけで消去法でリアキャリアを取り付けることとなりました。
幸いパワーパーツでフリーライド用のキャリアがラインナップされていたのでそちらをチョイスしました。
リアフェンダーの穴あけ加工が必要
ボルトを差し替えてマフラーとキャリアを共締め
このキャリアに搭載するバッグはパワーパーツの5リッタータイプ
かなりしっかりした造りでKTMのロゴが控えめで好印象です。
後方に向かってスリムになっていくデザインはさすが専用品といったところでしょうか。
実際にこのバッグにどれくらい無理なく入るか試してみた
左から携帯ポンプ、車載工具、地図、ガソリンボトル、サイレンサープラグ、スパークプラグ、エアゲージ(ケース)といったところです。
変わり種としましてサイレンサープラグですが、林道帰りに出先で洗車することも考えてのラインナップです。
あと、パンク修理剤や予備チューブを忍ばせておくつもりです。
リアキャリアバッグ車載その1
リアキャリアバッグ車載その2
スリムなデザインを崩すことのないまま積載能力を増やすことが出来ました。
バイクの乗り降りが大変になったことを除けば不満はありません。
なによりガソリンボトルをバックパックに入れなくて済んだことによる精神衛生の向上は計り知れませんよ。
Doubletake Mirror の紹介
昨年末に取り換えたばかりのミラーですが‥
またしてもミラーを購入してしまいました(笑)
しかもアメリカからの輸入品です。
お得意のセカイモンです。
そんな変わり種ミラーがこちら
ダブルテイクミラーという商品です。
このミラーの最大の特徴は工具なしで取付出来ることです。
Ram Mounts のアームパーツが採用される
ミラーネジまで手締めという徹底ぶりですが、ここは工具でがっちり締めたほうがよろしいかと思います。
とりあえず仮組合せしてみる
アーム部分が長すぎる気がしてきました。
スマートなミラーが好みなので、短いものに変更してみることにします。
自宅に短いアームが転がってたので長さを比較
約10cmと約6cmでした。
これで4cm程のショート化が出来ます。
標準ポディション(正面)
標準ポディション(背面)
格納ポディション(正面)
格納ポディション(背面)
格納ポディション(横)
簡単に好みのポディションに工具なしで固定できるアイディア品のミラーです。
日本国内で販売されてないので、私はセカイモンにて入手しました。
値段はそこそこお高めですが、しっかりした造りのミラー本体と信頼のRam Mountsがベースパーツとして使われてるので相応といったところでしょう。
ほんとセカイモンって便利です。
海外の製品が簡単に購入できるなんて外車乗りには夢のようなサイトですね。
振動軽減対策とiPhoneマウント(FREERIDE250R)
フリーライドというバイクに慣れ始めた今日この頃、このバイクの癖をそこそこ掴んできたところではあります。
ですが、どうしても振動による手の痺れだけは慣れそうもありません。
過去にSR400を所有していたこともあり振動に対して免疫はあるつもりでしたが、2st250ccシングルのピーキーなエンジンからくる振動は慣れることができず、時にはハンドルから手を離したくなる程のものでした。
ディーラーに相談した結果、振動軽減パーツを進められたので春先の本格運用に向けて導入することにしました。
振動軽減パーツ
- グリップ
- PHDS
こちらの2品目が手への振動軽減に有効とのことです。
dominoグリップと呼ばれるイタリアンメーカーのハーフワッフルタイプがおすすめとのことなのでご紹介します。
KTMパワーパーツ | EXC/XC/SX/SMR グリップ
ハーフワッフルタイプ。
手のひら部分はフラット、握る指先の部分はワッフル形状で指に引っかかり操作性が向上します。
お次はPHDS。プログレッシブハンドルバーダンピングシステムの略になります。
KTM POWER PARTS PHDSプログレッシブハンドルバー ダンピングシステム(SXS07125200) | ウェビック
ハンドルクランプをPHDSに差し替えて使います。
見るからに振動を軽減してくれそうなパーツです。
ハンドル高も2段階で調節可能とあるので、スペーサーを使って高さを稼ぐタイプですかね。
良い商品に思えるのですが、少々お高いのと二つ同時に交換すると単体の性能がわかりづらいと思ったので今回はグリップのみの交換としました。
dominoグリップ(ハーフワッフル)
今回はシンプルにブラックをチョイスしました。
というより黒しか在庫がなかった‥
ワッフル部分が操作しやすい印象
ちなみにノーマルグリップがこちら
ノーマルもハーフワッフルタイプのKTMらしさ満点なグリップですね。
しかし振動の伝わり方は全く違い、もう純正には戻せないほど振動軽減に貢献してくれてます。
握り心地は純正より柔らかい印象ですが、ふにゃふにゃ感はないので違和感なく乗れます。
シンプルだが高性能なグリップ
というのが率直な感想です。
また高額なPHDSをごり押しするのではなく、まずはグリップから交換と提案してくれたディーラーには感謝ですね。
まぁPHDSもいずれ導入するはずなので(笑)
振動軽減対策の続編でご紹介したいと思ってます。
iPhoneマウント
RCの方で紹介されているRamマウントをフリーライドにも取り付けて兼用しちゃおうという作戦のもと、今回ベース部分のみ購入してみました。
シンプルなデザインなベースマウント
Amazon.co.jp: RAM MOUNTS(ラムマウント) ベース部 1インチレールベース ブラック RAP-B-231U: 車&バイク
アームとホルダー(こちらは兼用部品)
Amazon.co.jp: 【RAMマウントシリーズ】 アームパーツ RAM-B-201U-A: 車&バイク
Amazon.co.jp: RAM MOUNTS(ラムマウント) Xグリップ RAM-HOL-UN7BU: 車&バイク
ハンドルバーに取付
アームとホルダーをジョイント
iPhone6Sを取り付けて正面から
狙い通りの位置にマウントされたので満足です。
私の場合Ramマウントを完全に信じきってるので落下防止等は付けてませんが、心配な方はストラップ等を落下防止として活用して下さい。
また雨の日や林道ではiPhoneにラップを巻いて完全防備で望みます(笑)
それでは今回はこの辺で失礼します。
空気圧管理の方法(RC125&FREERIDE250R)
都内でも降雪があり一夜にして真っ白な景色となってしまいました。
溜まった代休消化もかねて、SONYアクションカムのヘルメットマウント走行動画でも取りに行こうかと休みを頂いたのですがこの有様です。
雪道走行動画も面白いかと考えてますが、雨が降っているので待機状態といったところです。
さて、今回は空気圧点検の手順や道具を紹介したいと思います。
RC125&FREERIDE250R
1.指定空気圧の確認
車種により空気圧の指定量は様々なのでご自身で確認願います。
RC125
前輪 2.0bar
後輪 2.0bar (2.2bar) カッコ内はタンデム走行時
FREERIDE250R
前輪 1.5bar (0.9bar)
後輪 1.5bar (0.7bar) カッコ内はオフロード走行時
上記が適用されるのはあくまで、純正タイヤ装着時のみとなります。
私のRC125はタイヤの銘柄やサイズ(リア)も変更してるので、2.0barは目安としてます。また、サーキット走行時や峠道ではこれよりも空気圧を落としてるのでご自身でベストな空気圧を探っていくとよろしいかと。
大雑把に例えると、低速時(Uターン等)にフロントタイヤが急に切れ込んだり、ハンドルが重たい(もっさり)と感じたら空気圧が少なすぎの可能性があります。
また路面との接地感が薄かったり、グリップ不足と感じたら空気圧を減らし調節してます。
2.空気圧計選び
空気圧計は精密機器です。
頻繁に買うものでもないので、出来れば良いものを買いたいところです。
ミシュランやアサヒは高品質で有名でしょうか。
基本タイヤは冷えてる時に計測しましょう。
私が愛用してるエアゲージがこちら
Amazon.co.jp: BRIDGESTONE(ブリヂストン) RCGレーシングエアゲージ 78×570×39(mm) RCG-10: 車&バイク
ブリヂストンから発売されてるエアゲージですが、中身はアサヒ製です。
400kPa(4bar)まで対応。
200kPa以下はメモリが細かいのがとても見やすく、さすがレーシングエアゲージと謳ってるだけあって低い空気圧を正確に測定できます。
バイク用のエアゲージはバルブに差し込むノズルの部分が横に向いているので、ディスクローターやチェーン・スプロケが邪魔になりにくいのが特徴です。
オフロード用エアゲージ
Amazon.co.jp: エトスデザイン(ETHOS Design) 究極 エアゲージ (200kPa) (品番) YAG200: 車&バイク
Amazon.co.jp: DRC(ディーアールシー) G101 エアゲージ D59-36-101: 車&バイク
左からエトス、DRC製エアゲージ
エトスのエアゲージは200kPaまで対応してます。
FREERIDE250Rは低い空気圧で乗るバイクなので上限が低いゲージを選びました。
DRCのエアゲージは出先用で、小さければ小さいほど良いとの考えです。
どちらもメモリがプッシュリターン式を採用されています。
小さいとメモリが見えづらいので便利な機能ですが、リセットを忘れずに行って下さい。
またエアゲージの測定範囲を超える量の空気圧を計ると壊れますので注意が必要です。
3.空気を入れる
タイヤの空気はある程度抜けるものです。
なので自宅で空気を入れられるに越したことないという考えのもと、コンプレッサーを導入しています。
PUMA SK11
Amazon.co.jp: SK11 エアーコンプレッサー SR-102 タンク容量 30L SR-L30MPT-01: DIY・工具
このベビコンはメンテナンスフリーでしかも安いので気に入ってます。
欠点はモーター音がうるさいのと、タンクが小さいのでエア工具によっては使えないものもあります。要するにパワー不足ってやつです。
空気圧点検やエアーでゴミを飛ばす程度なら十分でしょう。
ダイアルで空気の流量を調整可能
もともと容量が小さいので常に最大出力で使用しています。
エアー工具
ホースはもちろんオレンジです。
バイク用と車用の空気入れノズルとエアーガンをそれぞれ使ってます。
エアーガンは洗車後の水滴を飛ばしたり、ほこり落としにも重宝しますよ。
あとチェーンの汚れを飛ばすのにも使ったりしますね。
バイクは丁字が便利
両手でバルブを押さえながら行うと楽に空気が入っていきます。
まず空気を多めに入れて、エアゲージで好みの空気圧まで減らすやり方が一般的です。
出先で空気を入れたい場合
有事に限ってガソリンスタンドが近くにないものです。
特にオフロードバイクの場合、ダートに入る前に空気を抜きますし、パンクの可能性もあるでしょう。
携帯用ポンプをもっておく人がほとんどだと思います。
左がパナレーサー BFP-AMAS1
Amazon.co.jp | Panaracer(パナレーサー) ミニフロアポンプ [フットステップ装備] 米式/英式/仏式バルブ対応 BFP-AMAS1 | スポーツ&アウトドア 通販
細長いですがコンパクトな携帯ポンプです。
バイク用携帯ポンプも多数ある中、なぜ自転車用を選んだかというと実は自転車(ロードバイク)のほうが高圧タイヤを履いているというのが選定の理由です。
なので今回は安くて実績のあるパナレーサーを採用してみました。
0.9barに落としてポンピング
本体を足で踏みながら固定でき、安定したポンピングが可能です。
携帯用ポンプの中でもストロークが長いのはかなりの武器だと感じました。
ノズル部分はしっかりロックされる
あっ、ホイールにFREERIDEって書いてあるの今更気が付きました(笑)
結果、50回ほどのポンピングで0.9barから1.5barまで空気を入れることが出来ました。
時間でいうと数分といったところでしょうか。
4.まとめ
タイヤの空気圧の管理はとても大事なので定期的に点検したほうがいいです。
ただ、大体空気が少ないと感じる時はヘルメット被って出発体制に入った状態で気が付くことが多い気がします。
そんな時には手軽にできる手動式を選びます。
なぜならベビコンを準備するとなると時間がかかりますし、早朝深夜ではうるさくて使えません。
手動の良さも電動の良さも一長一短ですが、なんかしらの方法で空気圧を管理できる体制を整えたほうが様々なリスクを回避できるかもしれませんね。