折れないレバーことARCレバーの取付け(FREERIDE250)
林道やダート走行で転倒は付き物ですが、厄介なのはレバーが折れて握れなくなる状態になることです。オフローダーの多くは予備レバーを携帯したり、バイスグリップで折れたレバーに挟んで応急処置しているみたいです。
私の場合はバイスグリップを携帯していますが、以前から気になっていたARC社製コンポジットレバーを購入してみたのでご紹介します。
ARCコンポジットレバーとは
- 形状記憶素材(MEMO1)
- 折れずに曲がる
- AMAライダーの装着率が高い
MEMO1がどんなにすごいのかわかりませんが、説明動画に思いっきり曲がったレバーを手で戻した時は感動しました。AMAスーパークロスでも多数使われていることですし、モノは試しに買ってみました。
ARCレバー FREERIDE250R&350用
日本に在庫があり、ウェビックで翌日には届きました。
残り1個って書いてあると焦って買っちゃうんですよね(笑)
そもそもフリーライドが希少不人気車種なのを忘れてました。
さっそく開封
説明書にパワーパーツって書いてありますね‥
まぁ海外ではそうなんでしょう。
年式によりシルバーの棒を使い分けるみたいです。私のフリライは15年式なので短い方を使います。
純正レバーを取り外し
組み上がっている純正レバーの写真(上)
ここからゴムのカバーを外していきます。
カバーの次はボルトを外す
8mmのソケットレンチでボルトを外します。
ブレーキワイヤーにタイコがお目見えしないので、私の知っているブレーキレバーの形状じゃなく少々戸惑いました。
バネ紛失注意
ボルトを外して引っ張るとレバーが外れます。
この時バネが飛んで無くならない様に注意が必要です。
レバーを比較
ネットではレバーが小さいとの情報もありましたが、フリーライドの純正レバーと比べてみると大きさはあまり変わらないです。もともと純正がショートレバーの様です。
グリスアップ
付属の短い方の棒にカバーを被せます。
グリスアップしたら準備完了、取付けに入ります。
取付けも簡単
先程グリスアップした棒を車体側に差し込みレバーを仮組みします。
仮組み後はレバーの握り具合を確認しながらボルトを締めていきましょう。というのは、締めすぎるとレバーが動かなくなるので良きところで止めます。
レバー幅の調整
4mmの六角レンチでボルトを回し握り幅の調整を行います。
位置が決まったら奥のナットを締めて固定させる仕組みになってます。
純正カバーを装着
少々形が違うのでレバー根元のカバーは諦めていたのですが、なんとか入りました。
これで雨や砂埃から守ってくれるはずです。
ここまでで写真を撮りながらの作業で5分でした。簡単な作業なので自分でやった方が断然いいですよね。
握り心地を検証してみる
私の場合2本or1本指でブレーキをかけるので気になりませんが、4本指使いの方は窮屈だと感じました。
曲がるレバーなのに握る方向には曲がらなく、ぎゅっと握っても問題なしです。
3本指が限界?
人それぞれ手の大きさは違いますので伝わりづらいですが、4本指では握りづらい印象を感じました。まぁ、私の場合クラッチも2本or1本指で握るのでこれまた問題なしですが‥
肝心の走行後の感想は?
「純正となにも変わらない」というのが走行後の第一印象でした。
なにも変わらないんじゃつまらないかもしれませんが、レバーの場合長年慣れ親しんだ感覚があるので違和感は見つけやすいはずで、その握った離したといった操作感が純正のと変わらないのは正直驚きました。
それに加え折れずに曲がる、しばらくすると元に戻るという胡散臭い魔法のレバーという付加価値が存在するので各方面で人気があるのは当然だと感じます。
このレバーのおかげで軽いプラのハンドガードでもいいかと考えている程、ピュアに信じ切っていますが近々転倒後のインプレも更新できるかと。
とりあえず転んできます(笑)
おまけ
暑い日はがぶ飲みメロンソーダで一服。
ジャイアントループ社製ラバーボアストラップという商品でぼっちバイカー (id:botti_bk) さんの真似をさせて頂きました。軽いモノならフロントフェンダーに車載できる優れものでオレンジなのもポイントが高い。ただ、炭酸はNGですよ(笑)