ファイバーワークス製アンダーカウル&タンクパッドの取付(RC125)

先日ディーラーから1年点検の便りが届き、私のRC125は晴れて1年戦士となりました。着々とカスタムは進行中ですが、理想の形まではあと半分程といった所でしょうか。

 

今回は表題の通りアンダーカウルのお話しになります。

このカスタムは構想から半年以上の月日がかかったので、完成の余韻に浸りながら記事を書いています。

 

純正アンダーカウルじゃダメな理由

そもそもアンダーカウルをいじる人は少数だと思います。純正のまとまったデザインから変更する必要性がないことや、社外品のラインナップは多くない。しかも値段はお高め。

そんなお高いアンダーカウルを取り付けるに至った経緯は、オイル受け(オイルパン)機能の有無です。

純正アンダーカウルは車体の真下から分割され左右2つからなる構造、この為万が一オイルや冷却水が漏れると路面にまき散らしてしまいます。それを防ぐのがオイル受け機能が付いたアンダーカウルです。5リットル以上の容量が望ましいですね。

サーキットを走る上でオイルを路面にまき散らかすのは大変危険なので、オイル受けを義務または推奨されているサーキット場が一般的です。これを装備してないと走行不可な場合もあります。

要するにサーキット仕様のアンダーカウルとの認識でオーケーです。

 

購入経緯

構想から半年以上と書きましたが、RC125用のオイル受けアンダーカウルがこれまでありませんでした。パワーパーツのアンダーカウルはRC390用でしてクランクケースの大きさがRC125のとは大分違うためにエンジンとアンダーカウルとの隙間が大きくみっともない結果となり返品した経緯があります。ディーラーにはご迷惑をかけました‥

したがって自作するか、社外品の登場を待つしかないというもどかしい日々を送ることに‥もちろん自作する技術もなくメーカーに問い合わせるしか方法はありませんでした。

そこで問い合わせたのが、オンロードKTM乗りなら聞いたことがあるであろうカウル屋のファイバーワークスさんでした。問い合わせ内容は、「RC125用のオイル受けアンダーカウルは今後販売予定はありますか?」という直球な内容だった気がします(笑)

いずれ販売するとの回答だったので、気長に待つこととなりました。

 

問い合わせしたことも忘れてきた先月の中旬に完成間近とのメールが届き即日振込み、おそらく量産第1号で購入した具合です。

 

念願のアンダーカウル

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ゲルコート仕上げのアンダーカウルは塗装しなくても十分美しい印象で、とりあえずそのまま取付けることに

 

ドレンキャップ付き

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下の方に見えるゴムの丸いのがドレンキャップです。

取付ける為に必要な付属ステーは一切なく、前方に2カ所穴が開いてるだけのシンプルな造りとなっています。故に後方は自分で穴あけ加工が必要ということになりますが、バックステップやマフラーを交換している私にとっては好都合です。

 

アンダーカウルを外す

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さすが125cc、エンジン小さいですね。

せっかく外したので掃除もしておきました。

 

フィッティングしてみる

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前方の2カ所だけボルトを留めて後方は支えをかまし、理想の高さに合わせます。

ここで穴あけ位置をマーキングしておく。

 

緊張の穴あけ(笑)

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ここで大事になのはカウルを割らないこと。

最初は小さな穴をあけ、2段階で好みの大きさまでドリルを通していくと失敗する確率を減らせます。何事も焦っちゃダメってことです。

 

無事右後方側の穴あけに成功

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右後方側はステップホルダー部分に共締めすることに。

この位置は純正アンダーカウルのボルト留めと同じ場所となります。

ちなみにボルト穴の両サイドにナットがあるので、カウルとボルト穴の間にナットの高さのスペーサーを入れるとしっかり固定できます。

 

右後方側のボルト留め位置

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狙い通りの取付が出来ると気分いいですね(笑)

調子に乗らないで反対側も慎重に行っていきます。

 

左後方側はステーが必要

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L型のアングルを2本用意し、ステーを作成してみました。クランクケースのボルトと共締めする方法で取付けます。コの字型のアングルよりL型を2本使った方が角度調節の自由度が増すので、丸みを帯びたカウルを取付ける際は便利だったりします。

ステーが出来たらカウルをフィッティングし、同様に穴あけ加工していきます。本日2回目なので躊躇なく行えました。

 

左後方側のネジ留め位置

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純正のアンダーカウルを留めていたボルトを使用しました。

M6ナットでステーとしっかり固定していきます。

 

前方2カ所を本締め

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ここは純正と同じ取付位置なので純正ステーそのまま使えます。

4本のボルトで前後左右しっかり留めることで、5リットル分の重量にも耐えられる構造なので妥協せずしっかり行いたいですね。

 

RC125オイル受けアンダーカウル

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さすがファイバーワークス製

サイドスタンドを併用できる様に作られていて、私みたいに公道もサーキットも走りたい欲張りライダーの強い味方なアンダーカウルとなっています。デザインはパワーパーツのよりコンパクトですし、サイドがスリムな形状なのでバンク時に路面と接触して削れる可能性は低い様に思われます。パーツパーツのは削れてしまうみたい‥

 

使用工具

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電動ドリルはなにかと重宝しますね。

家で使う機会がほとんどなので充電式は必要ないです。こちらの方が安いですし断然おすすめかもしれません。

 

タンクパッドも注文してみた

完全におまけ扱いですが、こちらもなかなか素敵な製品ですのでご紹介します。

まずは写真を見ていただければわかりやすかと‥

 

タンクパッド

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裏面

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写真みてもわかりづらいですね‥

補足しますと、タンクエンドに貼りつけてロングタンクしてしまう効果があります。つまり座る位置が後ろ寄りになり、前輪荷重にありがちな腕に力が入りすぎるのを防止してくれる等、私にとってスムーズなライディングを行う上で有効なアイテムだったりします。

 

両面テープで取付

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造りの精度が高いので両面テープでしっかりと取付可能です。3Mの外装用両面テープを使用しました。

シングルシートとの相性が抜群でハングオン時の外足ニーグリップがし易くなった印象を受けました。

 

レーシーになったRC125

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半年待った甲斐がありました。

人とは違ったカスタムや私みたいにサーキットを走られる方にはこのアンダーカウルは最適なのではないでしょうかね。というか現時点でRC125には他に選択肢がありませんが、これ1択でも十分すぎる完成度ですよ。